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おはじきの木 (あかね・新えほんシリーズ 3)

おはじきの木 (あかね・新えほんシリーズ 3)

おはじきの木 (あかね・新えほんシリーズ 3)

作家
あまんきみこ
上野紀子
出版社
あかね書房
発売日
1999-12-15
ISBN
9784251009234
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おはじきの木 (あかね・新えほんシリーズ 3) / 感想・レビュー

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Smileえっちゃん

「ちいちゃんのかげおくり」同様に、上野紀子さんの、寂しそうな少女の絵に誘われた。空襲で焼け残った木の下で、おはじきしながら母と弟を待って、亡くなった女の子かなちゃん。戦後、帰ってきてその木の下を訪れる父親のげんさん。癒されることのない悲しみと心の傷を、静かな言葉と絵で描かれている。戦争が大人にも、小さな子供たちにも、どれだけの悲しみ苦しみを与えているのか2度と繰り返してはいけない。

2015/11/07

かおりんご

絵本。戦争教材を探していて読む。ちょっとタイムトリップした感じもあるけれど、空襲というワードが出てくるので、使えそう。

2023/09/26

Cinejazz

〝空襲で焼け残った木の下で、おはじきをしながら、母親と弟を待ちながら死んでいった、<かなこ>という名の小さな女の子がいました〟・・・戦争によってもたらされた、父親(げんさん)の癒されることのない悲しみと心の傷を、静かな言葉と絵で綴られた絵本に涙する。

2023/02/03

雨巫女。

《図書館-上野紀子さん追悼コーナー》【再読】←2019年4月2日。 淋しく亡くなったかなこちゃんもつらかったけど、かなこちゃんに何もできずに亡くしたげんさんもつらい。そんなことになった戦争が一番悪い。

2015/06/28

すぱちゃん@水の中で泣いている人の涙に、気づけるような人になりたいんだ

空襲が激化した戦時中、ニレの木の下で一人ぼっちでおはじきをしながら亡くなっていったかなこ。戦後げんさんは娘かなこが亡くなったニレの木を訪れる。そこで出会った女の子。女の子はその晩、かなことおはじきをして遊ぶ夢を見る。ファンタジーが含まれる絵本なので、リアリティーがどうとか言う方向けではないが、上野紀子さんの描く女の子が可愛く、それだけに非戦の思いを強くします。このような子供たちが沢山いたことでしょう。

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