流れ星キャンプ (スプラッシュ・ストーリーズ 26)
流れ星キャンプ (スプラッシュ・ストーリーズ 26) / 感想・レビュー
chiaki
次年度の6年生国語科(光村図書)教材末「この本、読もう」に掲載。両親ともに仕事で不在の中、天体観測をするために川原でキャンプをして過ごす主人公の圭太。内気な圭太だが、いつしか妻を亡くした強面のご老人・平井さんや、重い病気を抱えて入院生活を続ける明里と友だちに。親友かっちゃんに、言うべきことをハッキリ言えた場面は印象的。それぞれの明日が明るくありますように…!!全体的に爽やかでいいお話し、面白いんだけど、色々と盛り込みすぎなような。ちょっと焦点がボヤけちゃう感じがしたかな。
2020/03/07
tan
難病で入院中の女の子と引っ込み思案な男の子の出会いと別れの成長物語。色んな年代の人と友達になるところが新鮮でした。児童書なのであまり深く突っ込んで書き上げていませんが、さらっと読めて子供向けにはちょうど良かったです。ただ、お父さんの設定がなぜ「お母さんより10歳年下の超イケメン」なのか意味不明。普通のお父さんで良かったのでは?と思います。どうしてもイケメンを入れたいなら、年の離れたかっこいいお兄さんという設定の方が良かったのではないかと思います。
2017/05/17
うとうと
看護師のお母さんが夜勤の日、圭太は川原で内緒の天体観測キャンプをする。それがきっかけで、平井さんというおじいさん、入院中の明里と知り合う。/ 奥さんを事故で亡くした平井さん、長期入院中の明里、病院図書室司書の千紗子さんなど、普段接することのない人と知り合う圭太。それぞれの境遇や抱える悩みを知り、自分にできることや将来の夢を考えるのがよかった。 早過ぎる展開と、平井さんの奥さんと千紗子さんの夢の話など、でき過ぎなエピソードが少し気になったけど。
2024/02/06
サウスムーン
1時間程で読了。長い入院生活を送る明里、妻を亡くしたおじいさん、そしてちょっと控えめな圭太。秘密基地でのキャンプをきっかけに出会い繋がる3人。両親、看護師、友達との関わりから、それぞれが成長するひと夏の物語。川辺で天体観測&キャンプというシチュエーション、世代を超えた友情、圭太と明里の恥じらいつつも素直な交流、そして前向きな別れ。爽やかで好感。視点が入れ変わる構成で飽きずに読めそう。味わいのある作風で気になる作家さん。おじいさんがアクセント。
2017/07/11
白雪ちょこ
病気である明里と、船乗りであるお父さんと暮らす主人公、強面なじいさん。 それぞれ3人、全く関係はないが点と点が線と線に結ばれるように、どんどん繋がっていくような、ほっこりとする温かい物語となっている。 挿絵も、鉛筆で書いたはっきりとしている素敵な絵柄で、特にファンタジーなことが起こったりとかは、一切ない。 3人それぞれの視点で描かれている日常が、淡々と進んでいく。 それぞれいい未来が描かれており、自分の人生に前を向き、頑張っていくという勇気ももらえるような、素敵な物語だった。
2024/06/28
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