エロイカより愛をこめて (19) (プリンセスコミックス)
エロイカより愛をこめて (19) (プリンセスコミックス) / 感想・レビュー
aisu
皇帝円舞曲完結。舞台はウィーン。エロイカの持っていたマイクロフィルムはKGBの女スパイに取られる。彼女はオペラで、ある人に薔薇の花束に忍ばせて渡す。受け取った人はオーストリアからチェコへ逃げ込むとNATOと CIAはもう手が出せない。結末は…。この巻の後半は中世の?番外編^^;
2024/01/31
枯伍
「皇帝円舞曲」完結編。伯爵は夫人に殴打されて機密を奪われる。夫人は無事相手の元にそれを渡しKGBの勝利――と思いきや伯爵が最後まで追いすがる。ぼろぼろの姿で「私はプロだよ」がカッコいい!少佐が珍しく優しかったな。チロリアンダンスの写真で元通りだけどねw 「小銭王 ジェイムズI世伝」は中世チロルを舞台にしたパラレル物。配役も面白かった。この巻が出た後でベルリンの壁とソ連が崩壊してしまったのでここでひとまず第一部完。
2018/03/02
やいとや
『皇帝円舞曲』完結。マリア・テレジアの任務と、少佐と伯爵の舞踏会でのダンス、というそれぞれを「ただ一度」というフレーズで纏め上げる余韻の残し方が実に粋。2巻で初登場した伯爵の「私はプロだよ」の台詞で山場を括り、それに少佐が「ああ、一級品だ・・・!」と答える展開も実に素晴らしい。『エロイカ』は様々なフェイズはあるが「プロフェッショナル達の物語」なのだよね。ここに第1部完、として申し分無し。てっきりこれで完結したと思っていて、十年後くらいに再開したのは驚いたもんでした。
2020/06/27
つったん
『皇帝円舞曲』もいよいよフィナーレ。最後は珍しく伯爵が体を張って泥臭く活躍。エピローグ部分もお洒落で気に入ってます。中世昔話風の番外編『小銭王ジェイムズ一世伝』は時代と舞台が変わっても変わらないキャラクターが笑えます。 ここまでで冷戦時代の物語は一時中断。数年のお休みが入りました。
2012/11/16
紅茶
皇帝円舞曲の完結。最後の伯爵が素敵でした。やっぱりこの2人の関係が凄い愛しく感じる。小銭王ジェイムズ1世伝のほうも良かった。前世でそんなことがあったなんてね…♪って、思いながら楽しく読めました。
2017/04/16
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