エロイカより愛をこめて (27) (プリンセスコミックス)

aisu

「ポセイドン2000」後編。少佐の芸術音痴、伯爵の手助け、最後はミーシャと力を合わせて危機一髪・・・と盛りだくさん。NATO艦隊ってドイツの？と思ってたらノルウェイ海軍とか出てきた。”2000年問題”かあ・・・。バルト三国がNATOに加盟したのいつだっけ？とか調べちゃいましたよ。後半は番外編「ローマの道は暴利の道」。イギリスにも庭に古代ローマの遺跡が埋まっているお屋敷ってあるのね。そしてそれを欲しがる酔狂なアラブの大富豪。

2024/02/19

みなみ

伯爵、少佐とまさかのバレエ鑑賞。天才バレエダンサー・ジリーはさわやか好青年。ポセイドンのやたらアナクロな仕掛けに少佐とミーシャ大奮闘。番外編、サバーハが意外と毒がなかった。

2015/10/31

枯伍

「ポセイドン2000」後編。無関係と思われたダンサー・ジリーが情報伝達の手段に使われて、伯爵と少佐でバレエ鑑賞することに。伯爵の知識だけでなく少佐のらくがきも役立ってるとか面白い。ラストの脅威は2000年問題で回避。懐かしい… 番外編「ローマの道は暴利の道」タンカーの船底ですっかりネズミとお友達になったジェイムズ君が虎の威を借りて悪だくみする話。

2018/03/18

つったん

『ポセイドン2000』完結とジェイムズ君が暴利をむさぼる番外編。 少佐に渡すはずの軍事情報を出し渋る暗い禿の気持ち、ちょっと判るかも(笑) 同じハゲでもミーシャや部長とは大違いだわ。 珍しく協力するミーシャと少佐の力技も見られてお得な一冊。 暴利をむさぼりたいジェイムズ君はお供とともに次巻へ。

2012/11/21

やいとや

少佐とミーシャの「不倶戴天の仇敵同士が否応無く協力する」シチュエーションが素敵。機雷の爆発にビビって何となく距離が近付いちゃう辺りとか素晴らしいよね。伯爵がジリーのバレエの絵解きをし、それが少佐の下手な絵と組み合わさって謎が解ける展開も実に面白いし、適材適所で個々人の才覚が活かされる物語作りは矢張り流石の一言。そんな中やっぱりジェームズ君は「異物」でしかなく、『ポセイドン2000』も彼が物語の外縁に放逐されたからこそ面白かったんだよなぁ、と再確認したり。居なくなって怒る読者居ないと思う、マジで。

2020/07/26