イカロスの飛ぶ日 (戦場ロマン・シリーズ 1)
イカロスの飛ぶ日 (戦場ロマン・シリーズ 1) / 感想・レビュー
フリスビー
シリーズから太平洋戦線に関係ある話を集めた選集。あとがきは作者自身によるもので、これだけでもうれしい。高性能な戦闘機として美化されることが多い零戦だが、それは操縦士を守る部品を全て取り払って、極限まで軽量化した結果だ。この本ではそんな戦場でも、自分のこだわりを貫いた人たちが出てくる。「こんなオンボロよこして、戦争しろなんて言ったのはどこのどいつだ」この言葉が内容を象徴しているように感じる。2巻もあるので、ぜひ読みたい。
2018/03/13
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