鉄十字の鷲と虎 (戦場ロマン・シリーズ 2)
鉄十字の鷲と虎 (戦場ロマン・シリーズ 2) / 感想・レビュー
フリスビー
2巻目の舞台は、敗戦まぎわのドイツが多かった。中でも夜間戦闘の話が印象的。戦争マンガというとドンパチ戦っているだけと思われがちだが、ミステリー仕掛けの凝った話あり、ある意味極限状況を扱っている分、素の人間がむき出しになり、読みごたえがある。しかしドイツ兵だからと言って、撃墜されたときに「ハイル・ヒトラー」と叫ぶ者は一人もおらず、家族や恋人の名前を呼んでいた。いろいろ考えさせられ、作品としても優れたシリーズだ。
2018/03/18
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