Z 完全版
Z 完全版 / 感想・レビュー
なつ
『エロイカより愛をこめて』に登場するNATO情報部エーベルバッハ少佐の部下の一人、Z(ツェット)を主人公に据えた連作集。「魔弾の射手」と同様、こちらもシリアスな作風。新人であるZはハードな任務や試練を乗り越え、諜報員として、一人の男として成長していく。基本的に厳格な少佐が優しさを見せるところも本編と同じく好きですね。
2021/06/27
aisu
エロイカのスピンオフ。NATOの情報部、少佐の元にはA〜Zの部下がいて、Zは一番新入り。初めて単独で仕事を任される。エロイカは秋田書店の連載だが、ZはLaLa(白泉社)で1〜5話まで1年に1作掲載。6話だけ16年あいて(!)メロディ掲載。当時のカラーやオマケ、付録用、宣伝マンガや小さな告知イラストまで全部収録されていて嬉しい。巻末の関連コメント、インタビューも興味深かった。LaLaの全盛期(?)をリアルで読んでた私です…
2024/03/15
neimu
当時のカラーイラストやちょっとしたカットなども収録されていて、往年のファンには楽しい本。全部持っているにもかかわらず、出るとまた買ってしまうファンの哀しさ、条件反射。青池保子がノリにノッてエロイカシリーズを書いていた時に、スピンオフで人気者になったZ君、本来なら中年だよね。今でも彼の初々しさと、周囲の先輩風を吹かした組織の「のほほんさ」が懐かしいよ。そんな風にハードな職場でアットホームであることが。女性誌に連載されたスパイものだけあって。リアルタイムで読んだあの頃、古きよき時代だったなあ。
2011/10/26
まりもん
文庫サイズの漫画で読んでいたので、カラーページや30巻に載っていたZもまとめてあり嬉しい1冊に。知らなかった予告カットや「Z」コメントライナーノート集、インタビューなど読み応えもあり買って良かったです。
2011/10/15
youki
国際情勢や時事問題に絡むストーリーで30年前の作品なのに、懐かしさは覚えるが全く古臭さを感じさせない傑作。99年のZ-ツエット-VIは初めて読んだ。この勢いでエロイカを読むの再開しようか。LaLa掲載時の予告まんがや予告カット、ライナーノーツまで集めて秋田書店の気合いを感じる完璧版。
2011/10/16
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