mina-mo-no-gram (書籍扱いコミックス)
mina-mo-no-gram (書籍扱いコミックス) / 感想・レビュー
新地学@児童書病発動中
繊細な心の震えを写しとるような絵が素晴らしい。思春期の生きづらさを巧みに表現していると思う。主人公の友達の自殺のことが出てくるので重たい内容だが、結末は前向きだ。とは言っても安易なものではなく、作者が苦しんだうえで辿り着いた境地だろう。
2018/03/24
akihiko810/アカウント移行中
古本漫画。今日マチ子と、劇団「マームとジプシー」主宰の藤田貴大との完全共作。 思春期の痛々しさを、水面(みなも)に重ねて描いた詩のような漫画。6.5/10点。 今日マチ子っぽく、説明が少なく感性で読むような瑞々しい作品。心象場面が多いので、読むのに根気がいる。女性監督で映像化すればいい作品になると思った
2020/08/18
江藤 はるは
死なない限り。わたしは、わたしと。一生。つき合っていかなくちゃ。いけないのだ。どうやら、そういうことに。なっているらしいのだ。
2020/05/02
marmelo
今日さんの作品にはまだ読んでいないものがたくさんあるけれど、これまでに特に好きだったのは『ぱらいそ』と『COCOON』。反面、本作品や『センネン画報』のような、空気感を読み取りつつ味わう彼女の作品は、自分には少し難しいようだ。共読のみなさんの感想を解釈する上での参考にしている。元々漫画を読む習慣がない私はおそらく文字を読むことが好きなのだと思う。それでもどこか気になる今日マチ子。最終話に出てくる実子がかわいい。
2017/02/25
うさぎや
忘れたいこと、忘れたくないこと。失われた人のこと。見たくない、聞きたくない現実のこと。それでも死なないかぎり、すべてから逃げることはできない。そのことを知るために私たちは生きているのかもしれない。
2013/07/22
感想・レビューをもっと見る