ブラックギャラクシ-6 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
ブラックギャラクシ-6 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ) / 感想・レビュー
海猫
これは楽しかった!こういう部室でダラダラするような、よくある日常漫画も描けるんだなあ。ではよくある凡百の漫画になっているか?というとそうでもない。各登場人物の性格は抉ってくるし、ブラックギャラクシーの人間関係は脆そう。所々ゾクッとするような怖さがある。それらはスパイスであって描かれるのは徹してコメディーなのが安心できるところ。その上、独特の言語感覚と会話がテンポ良く面白い。「空が灰色だから」以降に出た著者のコミックをこれですべて読んだが、芯には通底するものがあっても三冊とも味わいが違う。多才ですね。
2014/12/17
おーすが
マイナス個性笑った。自意識の大渋滞に笑いながら胸が痛くなる感じ、これぞ阿部共実。青春ジャンキーにつけるくすりなし。
2022/08/19
虎師匠
「ちーちゃんはちょっと足りない」と同時発売、「空が灰色だから」の作者の放つオカルト文芸部の奇妙な六人の他愛もない青春の日々を切り取り可笑しく描いた中篇。「ちーちゃん」を「空灰」で言うところの「黒い阿部共実」とするなら本作は「白」。過度に心がざわつく事も些細な行き違いから決定的に関係性を拗らせてしまう事もないので、その意味では安心して読めたかな(笑)。六人のそれぞれがきちんと独自でありつつリアリティも備えたキャラクターとして立っていて、彼ら彼女らの起こす下らない会話や出来事を楽しめたと思う。(以下コメ欄)
2014/06/04
半熟タマゴ@コミック
「空が灰色だから」ほどの毒はなく、気楽にさらっと読めて何だか心地よい。これからも続いてくブラックギャラクシーの活動をもう少し読んでいたかったなぁ。
2014/05/15
Yuji
高校生文化部物語。ブラックギャラクシーってのは、その「文学ホラー生命部」の名前です。部が新設するくだりが割とドラマチックだったのが、ぐだぐだの日常にかわってゆき、最初の二人のなんてことのない日常で、ぐだぐだに終わるってのがまた良い味。
2016/02/14
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