ブラック・ジャック創作(秘)話~手塚治虫の仕事場から~ (2) (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
ブラック・ジャック創作(秘)話~手塚治虫の仕事場から~ (2) (少年チャンピオン・コミックスエクストラ) / 感想・レビュー
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
周りへの理不尽なわがまま、それが良い想い出になってしまうというのが天才の熱量なんだろうなぁ。とんでもない想い出を楽しく語っている雰囲気がひしひしと伝わってきて、手塚治虫の漫画を好きな人は絶対に読むべしとお勧め出来る漫画ですね。漫画家として成功したというだけでなく、幾度となく挫折も繰り返しているというのが、ホント凄い人です。
2013/01/31
山田太郎
天才天才と言われてますが、ブラックジャックと火の鳥以外あんまり知らないというかまともに読んでない。単に自己管理ができないお調子者と言われればそういう気もしますが、自分が担当だったら首しめてるじゃないかと思わないではない。結婚してたんだよな、息子いるから、嫁さん全然でてこない気もするけど、結婚遅かったのかな。しかし、タイトルインチキだよな、ブラックジャックの話どっか出てきてるか?
2017/12/22
夜の女王
☆☆☆☆ 1巻は手塚治虫の情熱と天才ぶりに驚かされたけど、今度は先生のわがままエピソード満載。締め切りに追いつめられてのヤケクソわがままに振り回される人々の慌てっぷりが可笑しい。それでも最終的に何とか仕事をやり遂げるから、みんな憎めなかったんだろう。思い出話に愛を感じる。天才の変人ぶりは許容範囲。昔、虫プロに入ることをちょっとだけ夢見たこともあったけど、こんなブラック企業は絶対無理!とはいえ、ゆるい職場だったらこれだけのクリエイティブな仕事はこなせなかっただろう。今度のドラマも見てみたくなった。
2013/09/02
ぐうぐう
手塚治虫は神様である。手塚が日本漫画の地平を切り開き、開拓していった偉業は、まさしく神と呼ぶにふさわしい。そして、その偉業ゆえ、手塚伝説が一人歩きする傾向が、特に手塚の死後、顕著となっていた。『ブラック・ジャック創作秘話』は、そんな手塚伝説の、負の部分にもきちんとスポットを当てている点が好感だ。例えば、今巻で言うところの、手塚のわがままエピソードなどがそうだ。しかし、そんな負のエピソードも、手塚が何本もの連載を抱え、不眠不休で原稿を仕上げていく壮絶な現場を目の当たりにすることで、(つづく)
2013/01/10
gtn
新劇の夢を叶えるため、虫プロを辞めたいという一社員に翻意を促すも、最後は気持ち良く送り出す手塚氏。のみならず、新劇では食えないだろうからと、その後毎月仕送りをする。それは、虫プロが倒産する直前まで行われた。手塚氏が「先生」と呼ばれるのは、何も傑作を量産したためだけではない。無名の一人ひとりと対峙し、同苦し、絆を深めたからこそ。
2024/06/26
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