花の名の姫君 (秋田文庫 9-4)
花の名の姫君 (秋田文庫 9-4) / 感想・レビュー
青いうさぎ号
本棚整理救済本。歌舞伎を少女マンガに、という試みだそうで…「桜の名の姫君」(四世鶴屋南北「桜姫東文章」)、「わたしが嫌いなお姐様」(容楊黛「鏡山旧錦絵」)、「流星」(福森喜宇助「其小唄夢廓」)、「轟く滝の下で」(鳴神不動北山桜)の4編から成る。なぜこんなにドタバタでコメディみたいなの?「桜姫…」では桜姫を五代目岩井半四郎、名僧清玄のならず者権助を七代目市川団十郎が演じたと解説にあったが、イメージわかないっ!しかし人物が多くストーリーも荒唐無稽・変幻自在なので文章にしたらわかりにくそう。判断ができない…
2018/12/24
べりょうすか
豪華絢爛、花も着物も嫉妬も呪いも花魁もお姫様も。面白かった。ハッピーエンドは最後の話だけ。それも作者の後付けでハッピーエンドになった。歌舞伎って不幸な話が多いのかしら。だからこそいいのかもね。
2013/06/30
春るるる
四世鶴屋南北「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」⇒「花の名の姫君」、容楊黛作「鏡山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」⇒「わたしが嫌いなお姐様」、福森喜宇助作「其小唄夢廓(そのこうたゆめもよしわら)」⇒流星、「雷神不動北山桜」⇒轟く滝の下で。歌舞伎を題材にした、切なさも可笑しみも躍動感溢れる作品集。まるで洋画のタイトルを名訳した邦画のようなセンスが光る。
2011/02/26
しらたま
「轟く瀧の下で」の鳴神オリジナルエンディングが良かった。
2016/11/03
もずく
歌舞伎をアレンジした題材の漫画が数本。奇想天外というか、「どうしてこうなった?」な展開が面白い。
2010/06/14
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