エロイカより愛をこめて (1) (秋田文庫 20-1)
エロイカより愛をこめて (1) (秋田文庫 20-1) / 感想・レビュー
糸車
昔々、友人に借りたものを時系列関係なしに何冊か読んだことはあったのですが、わたしの中では主人公は少佐だったんですよね。1~23巻の文庫を揃えて初めて気づいたことが。わたしは最初の頃の話を読んだことがなかったんだ。このお話の主人公って伯爵のほうだったんですか?なんて今更な質問なんでしょう(笑)
2015/08/23
更紗蝦
伯爵と少佐は犬猿の仲なのに、「女嫌い」という点で意見が一致しているのが可笑しかったです。お堅い仕事人間の少佐でも、単純なトリックにひっかかるドジな面があって、そういう「完璧じゃないところ」が読者から愛されるポイントの一つなのではないかと思いました。それにしても、超能力者トリオの「おじゃま虫感」がすごいです。当初はもしかしたら「怪人二十面相における少年探偵団的な位置づけ」をイメージしていたのかもしれませんが、伯爵と少佐のキャラの濃さにはかないませんでしたね…。
2015/08/17
なつ
美しいものを好む貴族兼怪盗のグローリア伯爵と、厳格で硬派な情報将校のエーベルバッハ少佐。どちらもかっこよくてどこかコミカルな面を見せるところが素敵。最初の方のエスパー3人組が出る話はどことなく同作者の『イブの息子たち』を彷彿とさせますね。1話とそれ以降がまるで別の漫画のよう(笑) 耽美なコメディからハードなスパイ・アクションへ。
2019/02/03
ミナ
この頃の12等身の作画がこれぞ少女漫画〜!って感じで好き。どんどんリアルに近づいていくのも良いですが、非現実に酔いしれるにはこの作画が良い。Dを祖父母がデ〜というので、ディーって言えないのかと思っていたけど、ドイツと同盟結んでいた影響かしら?って思えるようになったのもこの作品のおかげだったわ。昭和の親父感満載の少佐なのに、やっぱりかっこいい〜!
2023/08/26
kamakama
修道士ファルコを読んでから、若い頃に入れ込んで読んでいだ青池作品を、再び猛烈に読みたくなった。 最初の頃はまだまだ描線が太くて、少女漫画っぽいけど、懐かしい事この上ありません。しばらくエロイカの世界に浸りこみそう。
2017/10/09
感想・レビューをもっと見る