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天まであがれ 2 (秋田文庫 9-7)

天まであがれ 2 (秋田文庫 9-7)

天まであがれ 2 (秋田文庫 9-7)

作家
木原敏江
出版社
秋田書店
発売日
1999-05-01
ISBN
9784253174886
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天まであがれ 2 (秋田文庫 9-7) / 感想・レビュー

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還暦院erk

大きな流れは史実通りだが、るり姫と頼ちゃんが重大なきっかけを作っているというフィクションが凄い。「めちゃまけ」(驚愕)…木原さん的には「惨敗」という語を使いたかっただろうに。編集側の少女漫画コードによるチェックが入ったのかも。土方さんが異様にキラキラしていて、近藤さんの影が薄い(笑)。点描の背景で「風」になった沖田総司が漂う見開きシーンの印象が強い。高野悦子著『二十歳の原点』の最後の長い詩を思い出してしまった。どんな形であれいつの時代であれ、早世は胸えぐられる悲劇だ。

2018/01/24

モリータ

積読消化。新撰組もの。当初3年連載のところを担当が代わって30週にされたとのことだが、こういう群像劇はやはり文庫2巻だと短いなぁ。キャラへの思い入れと一定の時間の経過がないと、『風と木の詩』ばりの大河的感動はなかなか。

2017/11/04

まる*

1巻は少し読みにくかったけど2巻に入ってのめり込んでしまった!これ泣いていいやつだよね?総司の瑞々しさ、こよりへの一途な想い、風守の美しさ…。蓉姫好きだったのでラストの土方さんとの場面が嬉しくも少し胸がつまる。史実とか関係なく新選組がひたすらに眩しかった。、

2017/07/11

ユキ@うろちょろ

新撰組メインの話にも関わらず、ついつい風守ばっかり見てしまう2巻。彼の願いは権力を手にし、愛する妹と一緒に暮らすこと。趣味は殺人、妹以外は簡単に手を下す。ベルンシュタインの侯爵の様には、関係を無理強いしないところがまたいい。絶望し、恨み、やがて疲れてしまう。良くも悪くも夢のように過ぎた日々。彼にとって今はつらい記憶でも、いつか思い出として懐かしく感じられたらいいねぇ。

2012/03/24

み~くま

この本を夢中になって読んだのは、今から20年以上も前のこと。でも、感動は、あの頃と同じように訪れました。そのことがとても嬉しかった(///∇//) 朝廷方が語る歴史の中では、人斬り集団と呼ばれ、賊軍と蔑まれている新撰組。でも、明治維新の立役者と呼ばれた面々と同じように、彼らには彼らの正義があったはず。そんな想いを物語にしてくれたドジエさまに、改めて感謝したいです(*v.v)。

2012/10/13

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