BLACK JACKザ・コンプリート・ダイジェスト (秋田文庫 46-1)
BLACK JACKザ・コンプリート・ダイジェスト (秋田文庫 46-1) / 感想・レビュー
貧家ピー
手塚治虫 ブラック・ジャック展で購入。全243話を1話1ページで紹介するダイジェスト。文庫・新書に入っていない作品もあったようで、その作品はさすがに読んだことがない。ブラック・ジャック展で指摘されていたが、全て1話で完結する読み切りだったのは手塚治虫の力があってこそ、それが感じられる。巻末掲載の「ブラック・ジャックのジレンマ」で、患者の寿命を伸ばすことによって高齢化社会が進むこと、寿命が延びることだけでは患者の余生は幸せにならないという記述があり、ブラックジャックの根底に流れている考え方と感じた。
2024/08/21
KDS
名作「ブラック・ジャック」全243話を1ページで一話ずつ解説したガイドブック。一度も単行本に収録されたことがなく私自身も未読の「快楽の座」と「指」のニ編のあらすじが収録されているのが嬉しい。巻末に掲載された手塚治虫による「ブラック・ジャックのジレンマ」の中で、患者の命を救って寿命を伸ばすことにより、高齢化社会が進むことになる事へのジレンマが語られている辺りが非常に興味深く感じられた。
2021/11/14
foxface
連載順に簡単なあらすじが紹介されており、新書・文庫本未収録の話も載っているのが嬉しい!あとがきにあるように1からすべての話を順番に読める完全版が発売される日が来てほしいなっ(*´∀`*)
2012/03/27
花鳥
日々、悩みの種類によって読み分けているブラックジャック。一種の索引のような作品です。何度も頷きながら読める、素敵な内容!
2013/08/28
セルジオ肥前
「快楽の座」など、諸般の事情でコミックスや文庫に収録されなかったエピソードについても解説がある。それぞれの解説も単なるあらすじ紹介に止まらず、編者が作品を深く読み込んでいる事が良く分かる内容になっている。
2012/10/06
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