シグルイ (4) (秋田文庫 71-4)
シグルイ (4) (秋田文庫 71-4) / 感想・レビュー
うさみP
清玄にとっての「士」とは階級に関わらず力あれば認められる平等な理想である、源之助にとっての「士」とは階級の上に立つ貝殻の様な家社会の構成員で現実である。根っ子の信念の違いはどうであれ、源之助の言葉足らず故の小さなすれ違いから二人の対立が始まるとは。秘策下段封じを上回る逆流れの綺羅の如き勢いに敗れる源之助。士をかなぐり捨てて、いやこれこそ士の本質なのだろうか、残虐の臓腑塗れの赤い花を咲かせる牛股。
2017/02/07
ほしけも
うーんもどかしい!結末が見えているだけに決着が着きそうで着きない戦いにヒリヒリしますなあ。やはり牛さんも狂ってるなあ。狂うっていうのは真面目の先にあるんですね。加減を知らないことです。
2014/04/11
マミル/漫画
読んでたのに感想を書いてなかった。清玄に肩入れする訳じゃないけど、ずっとこう思いながら読んでいる。「虎眼流早く途絶えないかなぁ」。三重の笑顔が清々しいね。あ、忠長は報いというには生温いけど、破滅が約束されてるからノーカン。
2014/07/15
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