シグルイ (6) (秋田文庫 71-6)
シグルイ (6) (秋田文庫 71-6) / 感想・レビュー
ほしけも
あれだけの死闘を演じながら生きて帰ったら世間から白い目で見られ、生活にも困窮する二人。く、暗い。伊良子の過去が明かされた。野望のために手段を選ばない怪物ぶり。藤木も不器用と言ってしまえばそれまでだけど、やっぱりなんか病的で怖い。次巻で完結か…
2014/10/12
うさみP
ここまで読んでやっと本題の一側面が見えた気がする。何かを極めるとは道具と一体化すること。士の持つ刀とは只の道具である。その使い手こそが一本の刀である。だとしたら、その刀を握る源之助を振るう使い手とは。言葉語らぬ源之助の後ろで答える三重の声。忠長の一声で振るわれる槍。己も道具故に使い手を選べぬ無情。
2017/02/08
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