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放課後保健室 (6) (プリンセスコミックス)

放課後保健室 (6) (プリンセスコミックス)

放課後保健室 (6) (プリンセスコミックス)

作家
水城せとな
出版社
秋田書店
発売日
2006-11-16
ISBN
9784253194464
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放課後保健室 (6) (プリンセスコミックス) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

真白の偽善ぶりは鼻についていたので蘇芳さん、GJ!確かに蘇芳さんは足とか使って自分でドアを開けようとしていましたね。紅葉と蒼の恋の協同関係は可愛い^^この点は癒しです。手はあの子だった。しかし、誰よりも人の関係性が読めるが故に自分が人から絶対に必要とされていないことも分かってしまった大島さんの自分の本当の気持ちを「醜い」と思う感情は馴染みがある故に辛かった・・・。保険医の先生は「笑っているから大丈夫」っていうけど全然、大丈夫じゃない。笑っていても心は泣き叫びそうなくらいに腐臭を放っていることもある。

2014/05/30

せ〜ちゃん

★★★★ 水城さんフェアにて再読。

2014/10/10

みとと50

自分の中の醜さを見つめるのって本当つらい。見ないふりをしようもない、目の前に突き付けられて嫉妬やドス黒い気持ちを持て余し、振り回され心がいっぱいになる。辛かったろうな。でも、どうなんだろう。どうしてなんだろう。そんな事に満足して幸せを見い出さないで戦って欲しかった。彼女には醜さだけじゃない、優しい思いやりや穏やかで暖かい部分もあるのに。残念です。

2012/12/26

袖崎いたる

〈こども〉から〈おとな〉になることに関して、少女漫画は少年漫画なんかと比べると舌鋒が鋭いなぁ…なんて思う。時代や作品ごとでも違ってくるのかもだけど、社会への意識というか自我の社会性へ向ける照明が眩しい。関係に淫するのが女性だなどと言われる所以か?――作中の学園自体が夢のような影絵のような世界である可能性が強い。あるいはモラトリアム・シーズンの象徴として。となると卒業はやはり社会に乗り出すことを指すのか。単純だけど、よくあるパターンで、かつ有効な図式ではある。夢の水の中で本心が油のように浮かぶのは見事。

2017/01/27

カレーリーフ

本シリーズでこの巻が特にすき。大原桃花は、嫉妬心を克服できない自分に苦しみ、卒業のための闘いもとうとう放棄する。それは彼女の存在の消滅を意味するのに。でもその日、憧れの真白が本当に求めるものを見抜いていた彼女は自分の制服を贈ることで、自分なりの心の始末をつける。人間関係が見えすぎてしまう繊細さだったが、最後の最後で良い実力発揮となった。彼女の満足を思うと、切なくも納得の気持ちになる。

2012/09/20

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