エロイカより愛をこめて (31) (プリンセスコミックス)
エロイカより愛をこめて (31) (プリンセスコミックス) / 感想・レビュー
つったん
珍しく番外編だけの一冊。 『瑠璃色事件』はビザンチン模様の美しいトルコ絨毯を巡る事件。 美形店員で日本人を勧誘というのはいかにも。 (そういう店の評判が同業者間で悪いのも納得) ラヴェンナの古書店主が醸し出す枯れた魅力にはボーナム君じゃないけどうっとりです。 『心理実験S』ではなんと少佐がパティシエに!完全防備の姿ながら作り出すケーキは見事の一言。 ま、ケーキ作りって科学実験と同じだもんね。分量と手順を守れば味見不要だし。 ラストは少佐宅を守る執事さんのお話。 派手さはないけれどしみじみと良いお話です。
2012/11/23
aisu
番外編3編。「瑠璃色事件」ビザンチン迷路の後日談。「心理実験プロジェクトS」少佐のケーキ作りが見てて楽しい。本人は甘い匂いが嫌いだから苦痛だろうけど…キッチリレシピ通りにする真面目さ、美味しくて美しいケーキ!被験者で調べられている側がいつの間にか調査員の方を調べ出して、調査員にストレスを与えているのが笑える。そこにあの「彼」が参加したらストレスかかってケーキ作る手元も狂うw「少年たちの黄金伝説」執事さんの故郷、意外な秘密。事件でもないのに変装して尾行して調べるのは仕事柄か。同名のクラウス少年が可愛い。
2024/02/24
そのじつ
番外編づくしの31巻。まず、伯爵がニコリーニさんの信用回復の為活躍するエピソード。ニコリーニさん、気品と剣呑な実行力を併せ持ち、バックグラウンドの大きさを想像させる、エロイカのシリアス部門担当キャラ。お素敵です。次に心理学の臨床実験に参加させられる少佐のお話。大嫌いなケーキを作る事を要請され、そこへ伯爵、更にはロレンスまでやってきて…ハチャメチャコメディ。最後はエーベルバッハ家の執事さん、里帰りの巻。何か隠し事の香りを嗅ぎ付けた少佐は彼の後を追う。小さいクラウスと涙目の執事さんに思わずホロリ。
2011/12/10
枯伍
番外編集。「瑠璃色事件」イスタンブールでのじゅうたん屋のいざこざを伯爵が華麗に解決?「心理実験プロジェクトS」ケーキ屋に挑戦する少佐がとにかく面白い!「少年たちの黄金伝説」執事の秘密が気になって後を付ける少佐の話。ほのぼの。
2018/03/31
zen
やっぱ少佐のパティシエ話が一番の目玉ですな。お菓子作りって綿密な計量が大事だからきっちりした少佐には向いているのかも。
2013/09/25
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