エクゾスカル零(6) (チャンピオンREDコミックス)
エクゾスカル零(6) (チャンピオンREDコミックス) / 感想・レビュー
T.Y.
覚悟と憐の激戦。終盤になってようやく憐が着装し、その圧倒的パワーと必殺技の凶悪さが発揮されるが…。物語としては、悪が滅びたことこそが最悪のディストピアを齎した世界にあって、相容れぬ選択をする二人のヒーローの対決。そもそも、このような世界にヒーローの復活を求めたのは誰なのか、まだ明かされていない裏があるようで…。と同時に、そんな中でも事態を学園物に例えたりする笑いの要素も健在。と言うか、そもそも特攻服覆面にバットを持って殴りこんでくる憐がまず…
2014/03/24
本 読むぞう
正義をどう定義するかについての、変身ヒーローのものにおいての最新バージョンですが、突出しすぎていて万人の納得は得られないかも、日常ではなく特殊な世界環境である点も込みで、 昭和の孤独なヒーローとしての仮面ライダーが好きなおとななら、楽しく読めると思います、
2014/03/23
サンライズ
「覚悟のススメ」の時代はある意味覚悟にとって生きやすい世界だったのかも知れない。わかりやすい外敵にわかりやすい武力行使をして生きてきた彼だけに、人類自身が破滅を内包するこの状況下では思考が硬直化して、読者の目線では正しく思える燐の救済策にも「それはダメだ」と否定することしか出来ない。序盤で言われていた「守る者の消えた世界で正義は如何にあるべきか」(うろ覚え)というテーマが如実になった巻だったと思う。しかしこんな世界でも六花は「覚悟のススメ」のノリそのままでなんだか癒される。
2014/03/25
とし
伊織ん、かわいいよ、伊織ん!!動地憐は特攻服にバット1本持ってカチコミ。フレームの曲がってしまってなお残月を射出するモーントヴォルフが健気。再登場はあるのか?それともこのまま退場?覚悟が唯一心を許す相手だけに修理してほしいなあ。今回の名セリフは「旨し。珈琲旨し」ww明日使おww
2014/04/13
よわむし
有り余る力と信念と正義の向ける先を失ったヒーロー達。誰の為に、何と戦っていいのか分からないまま世界は荒廃していく。同じく人類の為を想いながらも、相容れることのない正義失格者たちが激しくぶつかり合う6巻。争うべきではない同志が争わなくてはならないはずなのだが、どこか彼らが生き生きして見えてしまう悲しさ。非常に重たい世界観で、正義とは、人類とは、文明とはなにかと考えさせられる作品。
2014/03/25
感想・レビューをもっと見る