大阪環状結界都市(3)完結 (ボニータ・コミックス)
大阪環状結界都市(3)完結 (ボニータ・コミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
みぎわもんは、はつみに見られることでその姿を現す。みぎわもん発見装置としての能力をはつみが持っていると同時に、はつみの存在がみぎわもんを呼び寄せてしまっている皮肉が本作の読みどころのひとつだ。さらにこの最終巻では、はつみの親玉「おおはつみ」が大阪の真下におり、その「おおはつみ」が出現し、人々が「おおはつみ」を見ることで実体化、真のみぎわもんが大阪に溢れる展開を用意する。複雑だが、異形を生み出すシステムに関わっていない者などいないことをその複雑さは明かしているのだ。
2021/06/04
しましまこ
もう少し読みたかったけど、完結。きれいにまとめた感じ。
2019/10/20
∃.狂茶党
せめてこの二倍の枚数があればと思いますが、あったらあったで、作者は設定を詰め込みにきたかも。 物語をたたむよりも、設定を畳む感じがつよい。 主人公とのやりとりがほとんどないキャラも結構いる。 この大阪では、(並行世界がありそう)万博は開催されない、ってことは、維新がいたけど、失敗した世界ってことだろう。 本書はSF漫画である、それも結構ゴリゴリの骨組みを持っている。 ただ残念なことに、それを語りきっていない。 それでもなおかつ、この漫画は魅力的である。 偉大な失敗作は、小さな成功に勝る。
2023/04/15
さとみん
予想よりコンパクトにまとまってしまった。きちんと終わっているけれど、やや不完全燃焼な印象もあり残念。
2019/10/22
稽子
白井弓子はもともと絵が上手い漫画家というわけではないので、設定の奇抜さとかフェミニズム的観点といった他漫画家と違う視点から物語を描くのが良いのであって、こういうよくある系の設定では面白さも半減してしまう。想定していた以上に、普通すぎた。
2024/11/13
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