図説 日本木造建築事典: 構法の歴史
図説 日本木造建築事典: 構法の歴史 / 感想・レビュー
アメヲトコ
570頁ある分厚い事典(重かった)ですが、全体を通読。日本の木造建築を構法=物的な構成方法から解説したもので、伝統的寺院や神社から住宅、近代建築、現代木造まで、さらには構造と災害、解体修理、復元まで網羅的に解説しています。図説を標榜するだけに図版も豊富なのも嬉しいですが、基本的に報告書の図版を転載しているものが多いので、図面の読み方を知っていることが前提です。初学者向けというより、日本建築史の基礎を知っている人がさらに知識を深めるための上級編教科書として使うとよい感じ。お高いですが値段に見合う価値はあり。
2019/03/18
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