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続仏像のひみつ

続仏像のひみつ

続仏像のひみつ

作家
山本 勉
川口澄子
出版社
朝日出版社
発売日
2008-04-16
ISBN
9784255004235
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続仏像のひみつ / 感想・レビュー

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なお

『仏像のひみつ』は画期的と言える程分かりやすく解説してくれた。本書はその続編。少し細かい部分へとひみつは進められるが、語り口は変わらず誰もが理解できる様に考慮されている。如来・菩薩・明王・天と四つの種類の仏像の他に、十大弟子や聖徳太子、弘法大師等の人の像、台座に象や獅子の像、神様が仏像の姿で現れた像もあるとの事。仏像の着衣の違いや衣文、玉眼、漆箔や金泥、キリカネ等について注目すべきポイントの説明がある。重文『菩薩立像』は眼だけでなく、唇にも水晶が嵌め込まれているという。立ち姿も含め本当に美しいと思った。

2024/01/23

えも

名作「仏像のひみつ」に続編が出ていたとは! 相変わらず分かりやすく、そして続編だけにマニアックですね。裸の仏像(本当の服を着せる)は知らなかったし、いわゆる局部には「蓮の花」が咲いていて、男女どちらでもないようになっているなんて、これまで読んだ仏像本には載ってなかったっスよ♪

2017/02/02

Nobu A

山本勉著書2冊目。前巻「仏像のひみつ」に続き、本書続刊も興味深く読了。08年初版、翌年第3刷。前巻同様、100頁強に沢山の写真が挿入され、適度な塩梅で読み易い。門外漢にはこのくらいが丁度良い。今回は如来、菩薩、明王、天のヒエラルキーの他に羅漢、人の像を紹介。大師、混合体の七福神、仏像の服や色にまで話が及ぶ。前回同様、素人にはとても有益な内容。仏教の起源、インドや中国から伝わってきた仏像。神社仏閣が無数にある日本。仏像鑑賞が楽しくなる。写真提供元の東京国立博物館にも足を運びたいが、まずは近所の神社に寄ろう。

2024/09/13

Norico

「仏像のひみつ」の続編。ヘンダンツウケンとか、ウンゲンとか勉強になります。仏像の色の秘密が面白かった。

2020/09/20

かもい

仏像の見方を分かりやすく解説した手引書の続編。相変わらず平易に書かれているが、内容はさらに突っ込んだ内容に。仏像の衣の構造や漆箔(金箔貼り)と金泥の違いなど、仏像を前にしても何の気なしにスルーしていたポイントばかりで目鱗。取り上げられている仏像も、着物の着方を間違えた仏像や風が吹いている仏像などオモシロイ。

2015/05/20

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