タイガー・マザー
タイガー・マザー / 感想・レビュー
James Hayashi
彼女の父は大学教授、夫もイェール大学の教授、エイミーも同大学院教授。ハーバード大法学部を首席で卒業、美人で、頭が良く、カネの心配は全くない。本を出しては売れ、娘2人はハーバード大とイェール大学。中国式の強引すぎる教育を見せつけられるが、教育に関する本でなく、エッセイであり小説的なウソのような私生活。成功者の物語りではない。次女との確執がストーリーに深みを与え読み応えになっている。血筋の良さを見せつけられるが、それを確固たるものとなる様に隙のない教育。虎の子を育てるとはこの様なものなのか?
2018/09/15
marumo
まさに虎。孟母!サラサラヘアの小柄な美女からは想像できない「中国式子育て」。序章から二人の娘に課したルールを挙げてかましてきます。お泊まり会に行ってはいけない、成績はオールA(A-は悪い成績!)、全教科常に一位etc。また、弁護士が天職ではないとした理由の一つは犯罪者の権利など気にならない等。おざなりな娘からの誕生日カードは突き返してしまう。共感度0、参考にもならないけれど、ところどころハッとするほど真実味のある言葉があって読み物としてとても面白い。二人の優秀な娘さんがその後どう成長したのか気になります。
2015/08/28
緋莢
図書館本。著者はイェール大学法科大学院教授。<とびきり厳しい中国人大学教授の母親"タイガー・マザー"が 二人の娘と繰り広げる、スリリングでこころ温まる子育て奮戦記。>とAmazonの内容紹介にありますが<一.常に学業が優先 二.Aマイナスは悪い成績である 三.数学で我が子はクラスメートよりも二年分先に進んでいなければならない 四.決して人前で我が子を褒めてはいけない 五.我が子が教師やコーチと意見が合わないようなことがあれば、親は絶対に教師やコーチの味方につく(続く
2024/11/02
turtle
あまりに無茶苦茶な母親ですが、こういうモンスターに育てられた子供がさらに強烈なモンスターに成長して世界を牛耳っていくのかもしれません。 マネは出来ませんが、そういう人たちがいることを知ったのは有益でした。
2011/09/28
ふぇるけん
話題になっていた異色の育児本。中国式と欧米式という表現があったが、中国でも著者のようなことができる母親は少ないと思う。個人的にはこれだけ自分の人生を子供にかけられる母親の愛情と執念を感じた。娘がここまで立派に育ったのは父親がうまくバランスを取っていたのでは、という環境はあるものの、子供の幸せを願う親の気持ちは万国共通ですね。うちの娘は長女だけど次女のルルタイプだな(笑)
2012/03/15
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