放射線のものさし: 続放射線のひみつ
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放射線のものさし: 続放射線のひみつ / 感想・レビュー
taroyan
リスクコミュニケーションのあり方を問う一冊かな。福島第一原発の放射能問題が発生した当時の著者の取り組み、考えそして苦悩がまとめられている。その経験からの問題提起をどう捉えるかは、読者個々の判断に委ねられるところだが、やはりリスクとどう向き合い、どう付き合っていくかという点を正しい知識をもとに考え判断していくことが、大事だなと思った次第。
2014/08/13
ななみ
著名ながんの専門医である中川先生が「放射線のものさし」について記した本。「ものさし」とは単に測定器が示す数値を指すのではなく、人生の指針というか、物事を判断するよりどころというか、そういう深いものを意味しているのがとても印象的。事故後、果敢に情報発信を試みたことで深手を負った(といっても失礼には当たるまい)経験からの真摯な反省の言葉には、当時を思い出して胸が痛む思い。出版社は朝日出版社。朝日がなぜこんな本を?と思ったら、朝日新聞社とは全く無関係でした。そういえば橋下さんが間違えて大問題になっていたなあ。
2013/01/20
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