大きな森の小さな家 LITTLE HOUSE IN THE BIG WOODS
大きな森の小さな家 LITTLE HOUSE IN THE BIG WOODS / 感想・レビュー
Mijas
『大きな森の小さな家』の原作が安野光雅の絵本に!福音館版で読んだことがあったが、絵がとても気に入ったので購入。英文朗読CD(20分程度)付きなのも嬉しい。ウィスコンシン州の森の中にある丸太小屋で暮らすインガルス一家。ほのぼのとした絵が、開拓時代の生活風景をわかりやすく紹介する。小さいローラたちは、両親と薪割りや燻製作りを一緒に楽しんでいる。厳しい自然の中で、子供時代から逞しく育てられていることがよくわかる。”Butchering Time…”の箇所、英語ではそうでもないのに、日本語で朗読するとゾゾゾ!
2015/11/15
夜長月🌙@新潮部
ローラの「大きな森の小さな家」をあの安野光雅さんが翻訳して絵を描いています。安野さんは「この本はわたしがいちばん興味をもった本」と。鹿、熊、豚をさばいて食べる様子はほんとに美味しそうです。大自然を感じます。豚の膀胱をふくらませて風船にして姉のメアリーと遊ぶ所など描写がリアルで実体験ならではのおもしろさです。
2018/06/09
ツキノ
安野光雅さんの絵、そして訳による『大草原の小さな森』。子どもの頃読んだ福音館の本にあたってみたら1章の部分でした。巻頭の文章にある「勉強はインポータントではありません 勉強はインタレストなのです」とは本の花束のインタビュー(2015.9)でも仰っていたけれど、その姿勢が素晴らしいと思う。CDで耳で聴く英語もいいものだ。
2015/12/04
su-zu
中学生の英語教材として分量やレベルはとてもいいと思う。また、安野さんの絵が作品の雰囲気とマッチしていて素敵だ。開拓時代のアメリカの生活が、現代人の暮らしとあまりにもかけ離れていて、単語的にどうかなとは思う。狩る、とさつする、豚の頭のチーズとか…ほかにも色々。こういうことに興味深く接することができるのは、寧ろナチュラリストの大人なんじゃないかと。
2016/06/26
氷菓子
鹿の肉、豚の肉の部位、動物を捕まえるための罠の部品の名前など馴染みのない単語のものは安野光雅さんの絵の横に単語が添えられているのでとても分かりやすい。序文で安野さんが、この本の内容は英語の学習よりももっと大切なことが書いてあるというようなことをおっしゃっていて、本当にその通りだと思う。アメリカ開拓時代の質素ながら自然や動物と共存する温かい生活は、小難しいバックグラウンドや人間関係がないせいか英語でもすんなり頭に情景が浮かぶ。
2022/01/12
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