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完本 仏像のひみつ

完本 仏像のひみつ

完本 仏像のひみつ

作家
山本 勉
川口澄子
出版社
朝日出版社
発売日
2021-06-02
ISBN
9784255012391
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完本 仏像のひみつ / 感想・レビュー

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mayumi

仏像好きなので、これは買わねば!と思ったんだけどね。うーん。ちょっと子供向けかなあ?あと、紹介されている仏像の多くが東京国立博物館のもので、もうちょっと多岐に渡ってほしかった。薬師寺の月光菩薩・日光菩薩、興福寺の阿修羅像、東寺の帝釈天…有名どころが全然紹介されてないー。残念だわ。

2021/06/16

yyrn

以前読んだ「仏像のひみつ」(06)と「続仏像のひみつ」(08)を合わせた内容に新たに2章(渡来仏、仏師)を加えて「完本」として今春(21)出版された本。▼読メで確認すると前に読んだのは東日本大震災後の2年後。復興の方向性が定まり被災地も落ち着きつつあった時期だと思うが、多くの人々の死を身近に感じて、改めて寺や仏像に関心が向いた時期だったかもしれない。若者はあまり仏像に興味など湧かないかもしれないが、二千年以上も続いているのだから日本人の琴線に触れる何かがあるハズ。探ってみては?

2021/08/02

Tenouji

国立博物館の展覧会の内容を書籍化したものらしいですが、初心者的な疑問点に、こたえてくれています。形と意味、時代性をちゃんと説明してくれています。如来・菩薩・明王・天と、仏教世界の組織階層から入っていく内容も、非常にわかりやすい。良本です。

2022/01/13

まさおか つる

仏像のことを追っかけていると、仏像の近くで生きた、たくさんの人の姿までもが、だんだん浮かびあがり、やがて、はっきりと見えてきます。/仏像の姿にも、仏像のかたちにも、そして仏像のなかみにも、気が遠くなるくらいたくさんの人たちの、いろいろな知恵や考え、そしていろいろな気持ちがこめられています。はいりこんでいます。/だから仏像のひみつは、わたしたちをひきつけるのでしょう。仏像のひみつは人間のひみつなのです。

2022/01/03

ryohjin

仏像を鑑賞する楽しさにやさしく導いてくれる本です。正続分冊の時から読んでいたのですが完全版になりあらためて読んでみました。平易な文章と美しいイラストで教えてもらった「ひみつ」は、実際に仏像に接したときに立ち上がってきますので、自分の仏像を観る眼は、この本に助けられて培われてきたように思います。 この本にも出てくる東京国立博物館の法隆寺宝物館。居並ぶ飛鳥時代の金銅仏の前を歩いていると、この仏像たちが千年以上の間に見つめてきた大勢の人たちとつながっているようなそんな気持ちになる、お気に入りの空間です。

2023/11/18

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