ダ-ウィンを超えて: 今西進化論講義 (LECTURE BOOKS 2)
ダ-ウィンを超えて: 今西進化論講義 (LECTURE BOOKS 2) / 感想・レビュー
マーブル
環境に対し、より有利な個体が生存競争で勝ち残り、子孫を残して弱者は消えていく。生物側の突然変異は偶然の産物であり、生物に生きている目的の余地を許さない機械論的な考えである。 ダーウィンの説に対して今西氏は、複雑な環境に対して一つの項目について有利であるからといって生き残ることができるとは限らない、と述べる。また、突然変異で有利な形質を獲得した個が生き残ることにより全体がやがてその形質を得るとの説には、種全体が変わるべくして変わると語る。
2020/09/22
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