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リヒテンベルク先生の控え帖

リヒテンベルク先生の控え帖

リヒテンベルク先生の控え帖

作家
G.C.リヒテンベルク
池内紀
出版社
平凡社
発売日
1996-07-17
ISBN
9784256190425
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リヒテンベルク先生の控え帖 / 感想・レビュー

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らん

リヒテンベルク先生 面白すぎます。タイトル通り散文集。物理学者だからなのか 在るものを在るままに見る。それを簡潔に的確に表現する。いくつも思わず声を出して笑ったものもあった。フロイトよりも一世紀前に夢に投影される自身に興味を持つのは そこには解明すべき自己をみつける学者ならではかと思う。この人は毎日 きっと様々な感情や感覚を楽しんでいたと想像します。物理学者らしく迷信や宗教に対しては根拠なく人が作り出した便利なものとして捉えられている。人がそういった曖昧なものに左右されることに皮肉を込めているのも好き。

2020/08/10

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