中川李枝子 本と子どもが教えてくれたこと
中川李枝子 本と子どもが教えてくれたこと / 感想・レビュー
niki
ぐりとぐらの作者。きっとお嬢様なのだろうと勝手に思っていたが全然違った。『私には反抗的なところがあるのです・・・義務教育九年の半分は戦争中の教育、残りの半分は民主主義の教育を受けるとこうなるのよ』という言葉通り、平和への強い願いと戦争への怒りが彼女の根幹を成している。そして子どもの頃からの莫大な読書量と保育士の就業経験から沢山の絵本が作られたのだろう。『人間は生まれてからどんな人に出会うか、どんな本に出合うかで、運・不運が決まるのではないか』私もそう思う。だからこそ、せめて本だけでも良いものと出合いたい。
2023/04/15
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