吸血山脈 (ソノラマノベルス)
吸血山脈 (ソノラマノベルス) / 感想・レビュー
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*吸血鬼*霧深きトランシルヴァニア、閑村ゲスプレングベルク。村に入った日本の調査隊は、森の奥でナチドイツ軍と思しき錆びついた二輛の戦車を発見した…。しかし時を同じくして、村では失血死した娘が発見されていた。戦車との関係は一体何を意味するのか!?――これは傑作!ナチと吸血鬼という面白いテーマで描かれています。あのナチスが実はオカルト結社の側面性を有していたことは、知る人ぞ知る歴史的事実です。そのため本書における相性も抜群でした!ホラー作家ならではの遠慮ない流血描写が読者を二分すると思いますが、良書です!
2013/12/07
紫
ナチス・オカルト×吸血鬼! このネタで面白くならないはずはないと期待して読んでみたところ……なんでこうなった!? ドイツ軍が吸血鬼と対決するシンプルな第二次世界大戦ホラーと思いきや、物語はアトランティス人の文明や地球空洞説といったとんでもない方向へ向かい、まったく、なんでこうなったとしかいいようがない展開なのであります。なんでこうなった……。著者は昔からのドイツ軍贔屓でドイツ軍を素材にした小説をいつか書きたかったとのことですが、作品中での扱いはとてもそんな風には見えなくてなんでこうなった……。星3つ。
2023/03/27
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