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ライトジーンの遺産 上 (ソノラマ文庫ネクスト か 1-1)

ライトジーンの遺産 上 (ソノラマ文庫ネクスト か 1-1)

ライトジーンの遺産 上 (ソノラマ文庫ネクスト か 1-1)

作家
神林長平
野中 昇
出版社
朝日ソノラマ
発売日
1999-01-01
ISBN
9784257173359
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ライトジーンの遺産 上 (ソノラマ文庫ネクスト か 1-1) / 感想・レビュー

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カール

世界征服を企んだ会社が産んだ人造人間で、相手の心を読み、物を宙に浮かべ、殺意を相手に向ける事で証拠も残さずに抹殺できる超能力者が主人公。しかし本人は、人間が進化する過程で失われた退化した能力だと言い、膨大なエネルギーを使う位ならば自分の体や道具を使った方が良いと超能力を事あるたびに否定する。まるで人間を賛美し、化け物を否定した『ヘルシング』のアーカードみたい。正直、この主人公にはある種、衝撃を受けた。能力者がメリットの方が多い能力を否定するなんてあまりにも滑稽で、そして何よりも自由を愛す。そこに痺れた。

2018/09/11

コユキ キミ

兄だって? それなのに女でしかもあんたより若い。。平気でそんなことがおこる。女と男の違いは、本人の志向の問題だけなのではそんな気になる。主人公の本への思い入れが語られる「セシルの眼」が好きだ。

2013/11/04

Akiko

サイファの能力を特別視していない、主人公のタフさがいいです。無ければ無いで、能天気に生きていけそう。

2009/06/11

ryuetto

短編が4本収録されていて、最初の二本はどうかと思ったけれど、後半の二本はなかなか良かったです。家族をテーマにした物語には、ちょっと惹かれるものがある。淡々とした文体で書かれている割に、なにげにちょっと泣かせ系の物語でした。後半に行くに従って、キャラクターに味が付いてきたみたいで、最初のうちは素っ気ないと思っていたMJが、だんだんかっこいいと思えてきて、後半の主人公とMJの絡みがなかなか良かった。同じく、最初のうちは役立たずに見えたティーヴィーも、後半、なかなかいいキャラになってくるしね。

2008/12/10

ロシアン

自由人とは一見聞こえはいいけど孤独な人たちだと思う。それを楽しめるのは能力者だけ。

2016/01/30

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