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墓場鬼太郎 1 (水木しげる貸本漫画傑作選)

墓場鬼太郎 1 (水木しげる貸本漫画傑作選)

墓場鬼太郎 1 (水木しげる貸本漫画傑作選)

作家
水木しげる
出版社
朝日ソノラマ
発売日
2001-04-01
ISBN
9784257721062
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墓場鬼太郎 1 (水木しげる貸本漫画傑作選) / 感想・レビュー

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ホークス

水木作品は、楳図かずおや先日亡くなった古賀新一などと違い、怖がらせようとする気迫が薄い。怪奇なモチーフに溢れたファンタジーで、現実と隣り合う世界にひょっこり迷い込んでしまうお話なのである。本書の鬼太郎など相当気色悪いが、それでもホラーとは言えない。思い付きだが、松本大洋との共通点を感じた。アート系版画の様な絵、理解不能なキャラクター、スレた主人公、ペーソスに満ちた大人たち、昔話の様な多幸感。ただ水木作品の人物は、時代のせいかやたら獰猛で、松本作品の喪失感の様なものは無い。ダラダラ書いてしまった。

2018/03/24

夜間飛行

父母が息絶えた後に墓場で生まれた鬼太郎は、水木という男に首を絞められそうになる。その顔は赤ん坊とは思えないほど悲しみに満ち、その眼は溢れんばかりの涙を湛えている。水木は殺せなくなって赤ん坊を放り投げ、運悪く片目をつぶしてしまう。柳田國男によれば目ひとつの神は、生け贄にするため一眼つぶされ片足折られた人間だったらしい。それがいつしか畏敬を集め神になったのだという。つまり、ここに生まれたヒーローは神の末裔なのだが、それを作者の分身の水木が育てる所に暖かみを感じる。育てられるヒーロー像は、鉄腕アトムと似ている。

2013/03/13

ペコ子

鬼太郎の出生ストーリー初めて知った。ちょっとかわいそう

2017/05/17

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