伝説巨神イデオン (2) 胎動編 (ソノラマ文庫 (200))
伝説巨神イデオン (2) 胎動編 (ソノラマ文庫 (200)) / 感想・レビュー
イプシロン
人は憎悪を乗りこえる技を手にしているのか。忌むべき者の悲しみを己がものにしたとき。似たような立場に置かれた者同士が感じとる共感。同情でも憐憫でもない感覚。相手の見せた弱さが自分のなかにもあるという自覚。その本質を人は愛情と呼ぶときがある。だがその道は険しく、言葉に拠らず、肉と感情と直感によってのみ啓示される閃きでもある。それを理性で掴もうとするなら、自分も相手も傷つかないように、凛として立っているしかない。だが、人はその中庸の技を知らない。――「命ある少年よ! 汝、なにゆえに肉に拘るのか……」
2020/01/16
いおむ
既読済みです。
2017/11/05
洪七公
既読本
1982/08/30
wang
イデは人類そしてバッフクランに何をさせようというのか?明らかにイデの意図によって接触を繰り返す両勢力。地球にまで逃れてきたソロシップを地球政府は明らかに厄介払いしようとしていた。宇宙の放浪者となったソロシップとイデオン。そこに紛れ込んだ、ギジェ。
2016/04/17
ギンナイ
2巻は我々の地球圏脱出から頭痛メカとソードの発現まで。小説版の常かアニメよりも悲惨にキッチ・キッチンは常に報われないのか。バッフ・クラン、ソロシップ、我々側の地球人。三者三様の思いが交錯して、悲劇へと突き進んでいく。 劇場版で序盤、ガンもソードもないイデオンになぜそれほどこだわるのかと思ったら、こだわらさせられていたのね。強いられていたんだね。 御大将の心理描写の補完が実に面白い。今作を読んで劇場版を見れば見方も変わるだろう。ただし、イデが怖いという方面で。
2013/11/04
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