大島弓子選集 (第11巻) ロングロングケーキ
大島弓子選集 (第11巻) ロングロングケーキ / 感想・レビュー
阿部義彦
古書市にて、1巻から16巻までありましたが、現在持ってるのも有り(確かダリアの帯)大体若い頃に読んでたが、この巻だけ水を被り頁の皺が有り難有りのシール付きで110円だったし円熟期のオカルト、平行世界、夢、生まれ変わり、憑依、等の要素の強い難解哲学路線ばかりでしたので。『ジギタリス』だけは、初読みでした。萩尾望都さんは、難解と言われても論理的整合性は考えられてますが、この頃の大島さんは、もう解らない人には、説明するだけ無駄な感性の飛躍が必須で、精神の嗜好品の様、私に姉がいてリアルタイムで読めた事に感謝する。
2024/08/14
ぽち子
お母さんが死んじゃう話が多い。でもどれも全然違う話でそれでいて秀逸。その中でも特に『秋日子かく語りき』は良かった。あと冒頭の『サマタイム』は短いけどすごく心に残る…怖いけどw
2012/08/22
まみ
死後に、自分がいなくてもまわっていっている世界を見に行くというのはなんともかなしくせつなくくやしいことだなあ。
2009/08/06
かめあい
久しぶりに読んだ。サマタイムは何回読んでも怖い。好きな言葉達→乱切りにんじん わたしは自分の気持ちに帰化したい 秋日子かく語りき→我々はとってもちかい今世のうちにそれぞれの夢をかなえることができるのだと固くそう思っていた 庭はみどり川はブルー→ほんとは執着してるの ゆきたくないの ここにいたいの ここでずっと花をつくりたいの あなたとくらしたいの 特に秋日子は私の人生で辛い事あるたび読み返す大切な話。
2016/05/07
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