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伊藤潤二恐怖マンガCollection 1

伊藤潤二恐怖マンガCollection 1

伊藤潤二恐怖マンガCollection 1

作家
伊藤潤二
出版社
朝日ソノラマ
発売日
1997-10-01
ISBN
9784257903130
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伊藤潤二恐怖マンガCollection 1 / 感想・レビュー

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夜間飛行

生徒の誰かが富江を誤って崖から落とした時、教師がとどめを刺し解体するよう命じる。こんな凶行をクラス全員で演じるとはどういうことか。作者はよく考えずに作ったこのシーンから、富江に関わる人々が富江を解体せずにいられなくなるという発想を得たという。ばらばらにする行為からはハイヌウェレ神話(日本の瓜子姫もその変形と聞いたことがある)を思い出す。ばらばらにされる女神は食用植物の起源、または大地母神に当たるらしい。富江がその「成れの果て」だとしたら、再生力は並外れ、誰もが彼女を解体したくなったとしてもおかしくはない。

2018/06/07

袖崎いたる

『富江』は映画で知ってた。映画では実写というフィルターで薄められていたからかそこまで怖く感じなかったけど、こうして元の意想を窺ってみると、富江というキャラがグロテスクなファム・ファタールであることが知れる。作者は富江が男たちの道徳をかなぐり捨てさせる動機の説明に生物学的な見地と精神分析的な見地を採用してる。それはどうやら「苦しまぎれの設定」だそうだが、後の人からはオリジナリティとして認識されているらしい。今のところ、富江自身の事情は明かされていない。ただ、殺され、増え、魅せる…その繰り返し。今のところは。

2016/06/30

アイアイ

絵が美しく富江が美女でグロテスク。クラスメイトに惨殺されるシーンは酷過ぎる。 惑わした男に必ず体をバラバラにされる悲惨で悲しい存在。その死体は強酸に付けても溶ける事なく増殖し続ける。全6話どれもハイセンスでした。▽図書館

2015/07/19

地下鉄パミュ

何を考えているのか分からない富江。分からない事があっても余計な事は考えてはいけない。それがホラーだからだ。殺されても殺されても生き返り魔性の女でい続ける。俺も魔性に取り憑かれたようで、ラストまで読み続けなければならないようだ・・・

2020/09/06

読み人知らず

冨江です。いい女にして浮気物、殺したくなる。魅力的過ぎておぞまししい。

2010/07/08

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