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ラスコーリニコフ (サンコミックス)

ラスコーリニコフ (サンコミックス)

ラスコーリニコフ (サンコミックス)

作家
大島弓子
出版社
朝日ソノラマ
発売日
1976-09-01
ISBN
9784257914150
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ラスコーリニコフ (サンコミックス) / 感想・レビュー

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ちゃりんこママ

雑誌掲載時はラストの雪解けの濁流が見開き表紙になっていて印象的だった。原作を読むのは大変なのよ「罪と罰」。フキダシ多いけど解り易くて良いかも。大島先生のお初が「男性失格」だったので異色の漫画家という印象が強かった。「あしたのともだち」から、ラスコーリニコフを読むまで間が開いてしまったので、絵が繊細できれいになってたので驚いていたのでした。男子の首が長く華奢になったのは、デビッド・ボウイの影響でしょうね。多動の気のある人や男の子では読まないだろう、少女漫画。

2014/12/23

mocha

原作を何十年ぶりかに再読したので、こちらも何十年かぶりに再読。大島弓子はこの作品を「失敗作」と言っていて、全集にも一切入れておらず、私自身も読み返したことはなかった(最初はズバリ「罪と罰」のタイトルだった)。今読むと失敗作どころか、大傑作である。確かに原作の主題が描ききれておらず、不完全感は否めないが、理論ではなく直接情緒に訴えてきて、ラスコーリニコフの焦燥や絶望に揺さぶられ、結局泣けてしまう。27歳の大島弓子の情熱と勢いに感動する。スヴィドリガイロフがウザオジじゃなくて儚げな大島キャラなのがまた良い。

2023/03/29

かごめ

急にソーニャがなぜラスコーリニコフを好きになったのかが気になり、原作「罪と罰」を読む食前酒?代わりに再読。といっても数十年前に読んだという記憶だけで、アマゾンで探し購入。こんなに騒がしい漫画だったかと唖然。梅雨も明けたので明日から原作に取り掛かります。夏にロシア文学というのは自虐じみているか?そういえば「カラマーゾフ」を読んだのも夏だったような気がする。クーラーの効いた部屋で読むのだから関係ないですね。

2016/07/28

fonfon

子供のころ、大島弓子のマンガを読むと、不安定なのは世の中に私独りではない、と妙に安心したものだ。今日は何年ぶりかで「罪と罰」をマンガ化したこれを読み返す。スヴィドリガイロフが素敵すぎる!退廃美の化身のよう。

2011/02/17

笑顔千両

ずいぶん昔読んだ本が出てきたので再読です。「罪と罰」の漫画化です。先日これをミュージカル化した「天翔ける風に」を観劇したので、舞台の内容を思い返しながら楽しみました。主人公が、家族のために身を売っている娼婦に老婆殺しを告白する場面が、神に救いを求めている人間のようでした。自首してきた主人公にポリフィーリィー判事が、人間の出来る限りの謝罪をしなさい・・・生活しなさいと諭す場面もジィーンときました。原作を読んでいませんが、読んだ気になりました。

2013/09/22

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