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井上ひさしと考える日本の農業

井上ひさしと考える日本の農業

井上ひさしと考える日本の農業

作家
井上ひさし
山下惣一
出版社
家の光協会
発売日
2013-06-01
ISBN
9784259518523
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井上ひさしと考える日本の農業 / 感想・レビュー

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壱萬参仟縁

「農村社会の高齢化、過疎化はますます進む傾向ですが、 活力ある社会とは、いろいろな世代や職業の人が、手をつないで、 一緒に生活する社会」(1988年初出、13頁)。 バブル経済になる頃の指摘であることに価値があり、 再読しても変化のない現状を嘆くしかない。 「文化にかんしては絶対に人に押しつけをしたりしてはいけない」(1991年、55頁)。 微妙なのは文化でもある教育。 これを権力で強要するのはいかがなのか、と思える。 「コメを作っていたのでは食えない」(1992年、90頁)。 これは、自己矛盾である。 

2014/03/09

虎ボルタ

読み物として、面白かった。農業と言っても、ほぼコメに力点が置かれてます。「井上さん、あなた農家でもないのに…」と思ってたら、最後の方で自ら触れられてましたね。元の文章が、大分昔のものだなあというのが少し気になった。

2018/08/13

シンドバッド

井上ひさしの考えに、ブレは無いものの、時事としては、古い。

2013/09/11

Masaaki Inoue

ひさしさん、ありがとう。 頑張って田んぼ作業しよ!って気になりますワ。 農業は文化であります。文化はきちんと発信しないと廃れます。

2013/09/12

shiozy

農業に目覚めた頃、それは今から20年ほど前のことだが、「現代農業」という月刊誌を愛読していた。その中で、山下惣一という優れた農業家でありかつ農民文学者に出会った。彼の農にたいする姿勢を崇拝した。その山下が、井上ひさしの農に関する論考を編集したのがこの本だ。尊敬する山下が選んだだけあって、井上ひさしの慧眼が光る。10年~20年前の文章であるのに、今の状況を的確に捉えている。素晴らしきかな井上ひさしだ。

2013/07/04

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