援助者必携はじめての精神科
援助者必携はじめての精神科 / 感想・レビュー
そのじつ
うつ病、痴呆、アルコール依存症etc精神科で扱う病態や病理の「話」が読みやすくわかり易い。というのもこの本はそれらの援助が必要な人々をサポートする人達のために書かれた本だからだ。その「援助者」がどう仕事上の目的を達成するのか、という具体的目的をめざして導いていく書き方がすばらしい。病院だけでなく家庭の中、また一人暮らしや同居家族がいる場合、多岐にわたる類例を詳細に描き出す春日武彦の筆力に感心した。己と直接関係ない事例でも興味を失わずに読めるリーダビリティー。多くの事例を読むうち援助者の理想的立ち位置が
2021/03/19
丸坊主
精神医療の現場からドロップアウトした身なのでコメントする資格はありませんが、精神医療の場だけでなく、対人支援全般で役に立つ本だと思います。きれいな正論が通用しない「現場」で何をするのか。現場から何を得て、どう変わっていくか。漠然としながらも抱いていたテーマに大きなヒントをもらえたように感じました。すごくいい本です。
2014/03/05
maddroid02
とても良い本。病院や介護施設の現場で働く人に役立つ困った患者への対処法が乗っているが、困った家族を持つ人にも応用が利きそう。基本は聞くこと。あまり出来てない。
2009/07/07
べりちゃん
はじめに・・・の文章からグイグイ引き込まれてしまう。「こうなんていうか・・・」という類の心の言いたいことを こと細かくきっちり文字化しているのでいちいち腑に落ちていく。現場を知っている人は説得力があるな~とも思う。時々辞書を引かないと分からない熟語もあり勉強になりますハイ。
2019/03/26
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