五月のはじめ、日曜日の朝 [教科書にでてくる日本の名作童話(第2期)] (日本の名作童話 29)
五月のはじめ、日曜日の朝 [教科書にでてくる日本の名作童話(第2期)] (日本の名作童話 29) / 感想・レビュー
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
父がランニングシューズを買ってくれた。走るのは好きだったけど、一人で走る気にはなれない。バウはもういないから。かわいがっていた仔犬を亡くして走るのをやめてしまった男の子。風を受ける記憶が薄れかけた頃、夢の中にバウが現れた……。5篇の物語を収めた児童書。苦手な同級生への複雑な思い、素直に謝れない心、好きな女の子の前で格好つけたい気持ち、約束を守れない父への不満など、たぶん誰でも抱いた事があるだろう心理を描いている。大人になってもこういう気持ちは変わらないね。【日本の名作童話・第2期】。1997年4月初版。
2016/05/03
Lune
「お母さん、オレ読みたい本あるんだよねー」って、滅多に本を欲しがらない息子からの嬉しいリクエストに応えた一冊。小学生の頃の、身に覚えのある懐かしい気持ちがいっぱい詰まっていました。子どもって、ほんっと、かわいいなぁ(素直じゃないなぁ)笑
2019/06/19
なま
新美南吉賞、1986年第三回毎日新聞はないちもんめ小さな童話大賞受賞作。 5話の短編が収録されており、いじめっこの優しさ、謝れない自分、気になる子への天の邪鬼な態度、約束を守れない父への思い、亡くしたペットへの絶望から踏み出す一歩。どれもが身近な話題で心のモヤモヤを活字で代弁してくれている。そんな本。
2017/03/03
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