文庫 デルトラ・クエスト (3) ネズミの街 (フォア文庫)
文庫 デルトラ・クエスト (3) ネズミの街 (フォア文庫) / 感想・レビュー
歩月るな
デルトラ国の秘密(システム)が少しずつ明らかに。トムの店の面白アイテムが大登場。彼は悪人ではなく商人、故に生きている、世界を支える存在。初めて読んだ時は、やっぱり否応なしに向こうのルールで裁かれる理不尽さが怖い。正義はあるのかと言う問い、三人の主義主張が絡まり合っていくが、目的は同じだ。ネズミ怖い。相変わらずジャスミンは大活躍だが、トラブルメーカーでもある。一番容赦なく人を殺せる性質も持つ。この旅は変装したり衣装を着替える場面が多いが、誰も見ていない、と遮蔽物の無い平原で三人一緒に着替えるのは意外な場面。
2018/07/21
感想・レビューをもっと見る