ドラゴン株式会社 (21世紀空想科学小説 9)
ドラゴン株式会社 (21世紀空想科学小説 9) / 感想・レビュー
七月せら
ある日どこからか届けられた不思議な種をうめてみると、なんとドラゴンの赤ちゃんが誕生した!とても可愛くて、実は世界を揺るがしかねないパワーを秘めたドラゴン達。科学や人間のジレンマについて考えさせられます。結末が選択形式なのでより臨場感があって悩みました。
2017/07/21
詩 音像(utaotozo)
読み進めるうちに、ドラゴンが何の暗喩であるかが、一瞬で分かるひと言が出てくる。もちろんこの物語が描くのが、「それ」だけではないのだが、それまでのイキイキしたドラゴンの描写等が楽しかっただけに、非常に暗澹とした気分になってしまう。でも我々の住む世界の実体を子供たちに理解させるには、非常に良い物語と言えるかもしれない。
2014/01/22
ガリレオ
僕もドラゴンがほしいけれど使いすぎはよくない。と,いうか動物を人のために働かせるのはおかしいと思う。かわいそうだった。みんなのドラゴンを助ける作戦はすばらしいことだと思う。色とりどりのドラゴンたちは可愛かった。
2015/12/24
かっぱ
ペットみたいな、友達みたいなドラゴンがいたら、それは多分とても楽しい。一冊分それを味わったら、最後に考えてほしい、みたいな本。出てくる、SF風味のワードやジェットは全く知らなくても問題ないけど、本を読み続けていたら、遅効性で効いてくるはず。
2014/01/20
凪
謎の男から受け取った荷物の中に入っていたタネを植えると、ドラゴンが生えてきた。生まれたドラゴンにキュルルと名付けたエルマ少年は、学校にキュルルを連れていくことに・・・。さらっと読めるわりに、読後感は重いです。承から転にいたるところがスパっと割愛されちゃってるし、もう少しなんとかならなかったのか・・・。まあ、これを読んだ子どもが現在の社会を構築する歪みだったりジレンマだったりを考えるきっかけになれば、良しとするべきかな。
2016/02/11
感想・レビューをもっと見る