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怪談えほん (8) くうきにんげん

怪談えほん (8) くうきにんげん

怪談えほん (8) くうきにんげん

作家
綾辻行人
東雅夫
牧野千穂
出版社
岩崎書店
発売日
2015-09-18
ISBN
9784265079582
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怪談えほん (8) くうきにんげん / 感想・レビュー

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starbro

岩崎書店の怪談えほんは新作を心待ちにしているシリーズです。綾辻行人、本シリーズ初登場です。絵も可愛く、グロテスクな場面はないのに、じんわりと十分怖い絵本です。「くうきにんげん」とはイジメ等で完全無視することのメタファ-でしょうか?うさぎ人間とその他の動物人間の違いが気になります。こうした世界でも猫は人間になれないのでしょうか?

2015/10/25

「世にも奇妙な物語」でドラマ化ができそうなストーリーでした。謎を残して終わる感じも良かったです。少し教訓っぽい感じもあって、怖さはさほどでもありませんが、印象に残ります。

2016/07/24

へくとぱすかる

午後のそんなに暗くはならない時間でも、怪談は成り立つものだ。ふつうの町のように見えて、登場するのはみんな頭が動物、身体が人間という存在。全身が動物ならそんなに怖くないだろう。それでいて日常のような風景が広がるのは、かなりシュール。絵からは、明るいはずなのに奇妙に寂しい空間感がただよっている。そして文章のリフレインが、最初はさほどでもないのに、だんだん本当に怖く、それっぽく感じられてくる。そして物語の作者が綾辻さんだから、何事もないはずがない。絵本だからといって、これを読み聞かせしたらこわいよ。

2021/06/22

Aya Murakami

図書館本 くうきのように目に見えなくてちょっとした隙間から忍び込むくうきにんげん。しかも人を殺してしまうそうです。殺し方は密室殺人ですね。 殺された人間はくうきにんげんになるそうです。目に見えなくなって誰にも気づいてもらえない。やっぱり遺族は葬式とかやるのでしょうか?家族に気付いてもらえず自分の葬式が淡々と進められるのはどんな気持ちだろう?泣いても叫んでも気づいてもらえないところに他のくうきにんげんがやってきてこうささやくのかも?「誰にも気づいてもらえないぜ。それより他の人間ころしに行こうや」

2020/05/02

KAZOO

これも怪談えほんシリーズの1冊で綾辻さん作で絵が牧野さんの本です。最初からこの世界が静止したような感じですね。人間らしい人物は全然出てこないで、動物の頭の人ばかり。この主人公も兎の頭をしていて一種異様な感じです。この本では絵よりも話が怖い感じがしました。

2017/01/28

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