はじめてよむ日本の名作絵どうわ (2) くもの糸 (はじめてよむ日本の名作絵どうわ 2)
はじめてよむ日本の名作絵どうわ (2) くもの糸 (はじめてよむ日本の名作絵どうわ 2) / 感想・レビュー
ヒラP@ehon.gohon
作品そのものは名作なのですが、子どもたちに親しみを持ってもらおうとの思いが、ミスマッチになっているような気がします。 絵を描いた深見春夫さん。「あしにょきにょき」のインパクトが強すぎです。足がにょきにょき延びたら、腕がにょきにょき延びたら、糸がなくても天国に手が届きそうです。 本文に付された事細かな説明。ここまで細かく説明しなければ名作が楽しめないのでしょうか。ある程度は、文章と想像力でカバーできる例が多すぎです。 むしろ、解説文にこそ補足が必要だと実感しました。
2020/06/28
遠い日
「はじめてよむ日本の名作絵どうわ」シリーズ2。芥川龍之介の名作「蜘蛛の糸」。久しぶりに読み直してみれば、お釈迦様の慈悲もなんだか犍陀多を試しているような印象も受けます。そして、悪人というものをやはり考えざるを得ません。悪人というより人間のエゴの醜さについてでしょうか。
2024/03/02
タンタン
教科書のように、下段に言葉の説明があり、小学生でもよくわかる。深見春夫のおおらかなイラストも良い。宮川健郎の解説も◎
2024/09/22
しげ
小学二年生の子どもと読みました。ページの下部に解説がついているので、わからない言葉につまづくことなくスムーズに読み進めることができました。最近、災害時の物資の奪い合いや、火事場泥棒について考える機会があったので、なんだかタイムリーでした。気まぐれに蜘蛛の糸をたらすお釈迦さまこそ、誰よりも残酷な気がしないでもないです。
2024/01/04
猿田彦
孫と読みました。厳しい話なのに優しい語りかけと、わかりやすい表現でさすが名作だと感心しました。孫のおかげで読んだ古典小説ですが良いですね。最近は現代作家の小説しか読んでいませんが、たまには古典に触れてみるのもいいかもと思いました。
2016/09/30
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