坂田靖子セレクション (第3巻) カヤンとクシ 潮漫画文庫
坂田靖子セレクション (第3巻) カヤンとクシ 潮漫画文庫 / 感想・レビュー
ねこさん
無為徒食の人が、異界からやってきた得体の知れない力に、思いがけず、たまたま出会う。欲することも拒否することもなく、何かを得てそれをそっくりそのまま失い、ほとんどまったく成長も後悔もせずに、同じようにぼんやりと立っているか、眠っている。どういった心境であればこういったものが描けるのかイメージができないまま、呆気にとられるように読み終えた。自らつくり出した意味に囲まれて、詰め寄られ、常に損失を回収するために苦悶し、生きることを苦しくするのが自我だとすれば、そんな自我から抜け落ちた軟体動物のような気分になった。
2020/07/25
つったん
「たくさんの神様と動物と人間とがごった煮のカレーになってるのがこの世界」なるほど。こういう考え、好きだなぁ。ヒヤッとした冷たい一面もあるけれど、ほのぼのと暖かい展開は安心して読み返せます。インドや中国っぽい、でもどこか違うなんとも懐かしい気がするアジアンな物語。
2014/01/26
調“本”薬局問悶堂
久しぶりの坂田靖子。 この前古本屋さんで見つけて購入。 あれ?でももしかしたら持っているかも。実家に全ての本が置いてあるからチェックできないのがつらいな。 最近こういうことが多い。 そして、やっぱりこの空気感がいいな、と思うのです。坂田靖子。 《2020年7月 登録》
2013/02/21
イギリスウェーデンマーク
カヤンとクシの兄弟がイイっす
2010/11/17
meibee
もう すごい前に 読んで 何回か本棚整理したけど どこまでも ついてきた本。 坂田靖子の「大奥さまのお気に入り」が 大好きで 作家たどりで出会った本。漫画…って 下に見る人いるけど 漫画でないと 出来ない表現あるし そういう 内容だなと。 伍!
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