宗像教授伝奇考 第1集 (潮漫画文庫)
宗像教授伝奇考 第1集 (潮漫画文庫) / 感想・レビュー
白義
世界中の神話と伝説をなぜこんなに知っていて、しかもそれを本当とみまごうような説得力ある壮大なほらばなしに仕立てることが出来るのか。知的伝奇SFの醍醐味ここにあり。ダイダラボッチとタイタンの言葉の類似なんて考えても普通ここまで書きませんよ。白鳥処女説話と製鉄、石油と日本神話と着眼点と話の広げかたが神がかっている。最初の方こそ仮説と現代の話を結びつけたアカデミックな雰囲気のものだが、巨人伝説からそのよさはそのままに一気にSFやファンタジーの世界にいってしまうのに興奮した
2013/11/30
月をみるもの
ますます沖ノ島に行きたい。。。https://bookmeter.com/books/1838803
2019/02/16
剛腕伝説
世界中に広がる羽衣伝説や白鳥伝説。その伝承経路は白鳥の飛来経路と、鉄の生産地とぴったり繋がる。アーリア人の大移動と密接に関係する。また白鳥は鉄の産地で発生する磁力で方向を知るとも言われている。作画も丁寧で、伝説の解明も見事。楽しい。
2023/12/04
Saku
何度目かの再読。著者の民俗学の知識と説得力に毎回脱帽。特に中国地方に住んでからは、身近なところが舞台となっているので前よりも関心を持って読めた。
2012/10/07
ととろ
郷土史研究家の宗像教授が神話や民俗伝承の調査の為に現地へ赴き、事件に巻き込まれながら整合性のある真実のストーリーを導き出そうとする本格的なオカルトSF漫画。途中までノンフィクションのつもりで読んでしまったが、最後まで読むとよくできたフィクションであるとわかった。自分は大学で郷土史研究のクラブに所属しているので、特に興味深く読ませてもらった。
2010/08/24
感想・レビューをもっと見る