新装改訂版 小説土佐堀川 ――女性実業家・広岡浅子の生涯
新装改訂版 小説土佐堀川 ――女性実業家・広岡浅子の生涯 / 感想・レビュー
あん
朝ドラがとても面白いので、ネタバレも覚悟の上で原作本を読みました。 幕末から明治にかけての激動の時代に、嫁ぎ先のために各地を駆け巡り、炭鉱を経営し、銀行を設立し、女子大の開学に尽力し、大同生命を設立した、女性実業家・広岡浅子の生涯。成功しても終わりがなくて、「九回転んで十回起きる」の精神で、真っ直ぐ前を見据えて進んでいく素晴らしい女性です。今まで知らなかったことを後悔したので、関連本も読んでみたいです。
2015/12/23
Mumiu
朝ドラ「あさが来た」の原案で、ネタバレ気分で読む。とにかくパワフルでびっくりぽんな女傑。本人もまあすごいけど、出てくる人たちがとにかくすごい!五代さんとか初めて知りました。ヴォーリズ夫妻も出てくるかなあ。あらためて浅子の働きぶり、築いた人脈の大きさに感心する。そしてその生き様が彼女のの残したものとなった。
2015/11/21
雪風のねこ@(=´ω`=)
明治維新~大正期という激動の時代だったからこそ、大きく伸びる好機でもあったのだろう。決して自己のみの益を追求するのではなく、広岡一家、大阪、そして後生の為に尽くした浅子の努力がとても眩しい。けれども本人は性分、つまり当たり前の事で、特別努力したとは思ってないんだろうなぁ。人が寄る家は栄える。より多くの人に逢い、人の寄る、寄りやすい環境(学校、職場環境、講演所)を整えた事に因って、栄えたんだなんと思う。
2016/05/03
ゆみねこ
江戸末期に京都で生まれ、大阪の両替商加島屋に嫁いだ広岡浅子。近代日本初の女性実業家として、更には女子教育に力を注いだ人生。「九転び十起き」の前向きなその生き方は清々しい。この秋からの朝ドラ「あさが来た」の原作本です。どんなドラマに仕上がって行くか、テレビでも楽しめそうです。
2015/08/27
かずよ
朝ドラ「朝が来た」の原作本。ドラマ以上に浅子は逞しく、壮絶な人生を送ったのですね。五代友厚はほんのちょっと出て来ただけでしたね(笑)全く別物としてドラマ楽しみたいと思います。
2016/01/13
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