サリンジャーに、マティーニを教わった
サリンジャーに、マティーニを教わった / 感想・レビュー
ケイ
金原氏のエッセイ。彼は、柴田元幸さんや翻訳大賞関連の翻訳家が扱う事は少なそうな(偏見なら失礼🙏)作家さんたちをおさえてくれる気がするし、言葉使いも気取ってなくて好きなの。さて、これを読んだら読みたい本がドーンと増えた。金原さんか圓朝とか歌舞伎(猿之助、孝夫、玉三郎)にも詳しく、またハムレットとヴォネガットなんてところも語ってくれていて、楽しい時間を過ごせた。森鴎外か訳して逍遥が赤を入れた原稿があるなんてね、あぁ読みたいもんだ
2023/06/15
ヒデミン@もも
金原瑞人さん、翻訳450冊も手掛けたらしい。好きなのにそんなに読んでない訳はファンタジーが多いから。しかしイギリスではベストセラーといえばファンタジーみたい。三浦しをんさんの作品がお好きということで嬉しい。私はマティーニよりモスコミュールのほうが好きだけど。
2016/01/14
ちゃこてい
翻訳家、金原さんのエッセイ。なんと金原ひとみさん(一冊も読んだこと無い、ごめんなさい)のお父様とな。英会話が苦手とか信じられない話や、アンデルセンは本当はアナセンと発音するらしく、アンデルセンと定着してしてしまったのは森鴎外のせいらしい。とか。なかなか興味ぶかく、読みたい本がドンドン増えちゃうな。
2018/01/13
くさてる
翻訳家のエッセイ集。様々なジャンルの本を紹介したその内容を読んでいると、面白そうな未訳の本の多さに溜息が出ます。もちろん、翻訳済みの本についても読書欲をそそられることは間違いなし。それ以外にも、本に関する様々なトリビアや本にまつわる小さなエピソードなど、読書家なら楽しめる内容だと思います。おすすめ。
2015/10/19
tom
金原さんは、ファンタジーの翻訳者としておなじみの人。その人が、サリンジャーからマティーニを教えて貰ったとおっしゃるから借りてきた。個人的には、金原さんの翻訳本には、面白本と非面白本が混在していて不思議に思っていた人。ところが、この本、思ったよりもずいぶん面白い。翻訳する人というのは、語学オタクというよりも、好奇心いっぱいの人が多いらしいと思っていたのだけど、そのことを再確認。この本の中にも、文楽、歌舞伎、詩人の石原吉郎、中島敦やら三浦しをん、ついでに古写真等々、様々な話題が出現。ビックリして読了でした。
2015/09/28
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