虚ろな街 下 (潮文庫) (ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち)
虚ろな街 下 (潮文庫) (ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち) / 感想・レビュー
ちょろこ
予想外の展開だった、一冊。なんとしてもミス・ペレグリンを助け出す、ただひたすらその思いを胸に数々の苦難に立ち向かうこどもたち。たしかにちょっと違和感はあったけれど最後の最後で予想外の展開、これはお見事!と思わざるを得なかった。今回は戦争の悲惨さと奇妙な数々の写真が今まで以上に物語を引き立てていた気がする。またまた苦悩するジェイコブの姿、これも今までで一番せつなかった。どんな旅の終わりが待ち受けているのか、第3巻が待ち遠しい!
2018/01/05
小夜風
【所蔵】漸くロンドンにたどり着けたと思ったのもつかの間、困難が幾重にも迫ってきて息つく暇もありません。このシリーズを読む時はいつも読む前に写真だけをパラパラっと見てしまうのですが、一見しただけでは何か不気味で悲しそうな写真が、物語の中に取り込まれると物凄く味わい深く、本当にその場面通りの写真に思えて、しみじみと眺めてしまいます。こんな写真たちが本当に存在していることこそが奇跡に思えて、何度も見返してしまいます。そして!物語は大変なところで終わってしまったので、続きが早く刊行されることを祈るしかありません!
2017/08/18
chie
ジェイコブたちピキューリアが、壊れたタイムループを後にしてから、ロンドンでの3日間。終盤、氷の館で、今後の身の振り方を審議している場面では、予定調和的な結末が待ち受けているのかと思いきや、予想は外れた。続きを読まないではいられない終わり方。この巻ではほとんど登場することはなかったけれど、ジェイコブのお父さんが面白い。ジェイコブも、お父さんが登場しないと、どことなくぎこちないのは、気のせいだろうか。
2019/06/12
蘇我クラフト
駆け抜けていく様子、恐ろしい様子、すべてがここまで鮮明に見えたことはない。恐ろしく不気味なのに愛を感じるヴィンテージ写真の挿入により、この世界観は更なる域へ到達。自分のイメージが写真に否定されることはない「曖昧」さを持った絵の役割とは。果てしない。 3巻刊行が決まり、遂に3部作すべての和訳決定。あんぐり口を開けてしまうようなシーンで終わった本作。最終部でどんな事が起きるのか。私には見当もつかない。 予測できない本とは、このことである。
2017/12/01
スプリント
まだ完結しません。第3作が待ち遠しいです。なかなか形勢がよくならないのがもどかしい。
2017/10/22
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