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漂流児童

漂流児童

漂流児童

作家
石井光太
出版社
潮出版社
発売日
2018-10-05
ISBN
9784267021503
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漂流児童 / 感想・レビュー

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nyaoko

セーフティネットからこぼれ落ちた子供達は、どこで助けられ、どう生きているのだろうか。社会のレールから弾き出された子供たちを支える児童福祉の現状を追った石井さんのルポ。短く、駆け足的にはなるものの、とても深く取材されていて、読み応えがあった。縦割りの取り組みには限界がきている事。市井の人々が手弁当で子供達の居場所を作り上げている事。シェア金沢の様な取り組みが全国に広がればどれだけ多くの子供達が救えるだろう。中でも現代の子供達は「非社会」の子だと言う横井氏のインタビューにハッと思う事が沢山あった。

2019/08/07

くろにゃんこ

なんとも恐ろしいタイトルだが中身、つまり現実はもっと恐ろしくて重く複雑でした。さまざまなケースがあって本当に難しい、でも向き合い対応している人がいる心強さ。赤ちゃんポスト、子供用のホスピスなどあるべき意味を知りました。

2018/11/28

たぬきごんべい

安定の石井光太さん、重いテーマのルポ。 普通ではない児童にスポットをあて、何が問題なのかをあぶり出している。何とか児童たちに光を与えたい、望みを与えたいと努力してる人たちが、こんなにもいるとは嬉しい。 少年院上がりを積極的にに受け入れてる企業や、育てられない親になりかわり特別養子縁組を斡旋してる方など、自分が出来ないだけに頭が下がる。小さな子に罪は全く無い、3歳までに愛されてるかどうかが人格生成に大きく影響を与える。★4.0

2019/04/10

breguet4194q

子供の置かれている状況のルポルタージュです。目を背きたくなる現実、又は見て見ぬふりをしたくなる現実を、赤裸々に暴露しています。本音は知りたくない世界だけど、同じ日本社会に生きる者として、知らなければならない世界が書かれています。

2019/06/24

スノーマン

知ってるようで知らないことが沢山あるんだなぁと痛感。子供たちにとっては過酷な日常がこんなに様々なパターンであるとは。この本によって、広く認知されますように。ただ、婚姻届が結婚届になってたり、戸籍に孫の記載がある、との記述があったり。こんなに綿密な取材をしてるのに、少し調べれば分かるようなことを間違えている箇所が所々にあり、何か残念。沖縄の高齢者の方や子どもホスピスの学びの尊さに感動したり、こうのとりのゆりかごの必要性を訴えたりして、とても良い本なのだから。

2019/01/05

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