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わたしの人形は良い人形 (山岸凉子スペシャルセレクション)

わたしの人形は良い人形 (山岸凉子スペシャルセレクション)

わたしの人形は良い人形 (山岸凉子スペシャルセレクション)

作家
山岸凉子
出版社
潮出版社
発売日
2009-12-19
ISBN
9784267905315
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わたしの人形は良い人形 (山岸凉子スペシャルセレクション) / 感想・レビュー

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小夜風

【所蔵】再読。「わたしの人形は良い人形」「鬼来迎きらいごう」「ハーピー」「グール(屍鬼)」「白眼子はくがんし」収録。「わたしの人形…」は、トラウマものの恐怖。人形が出てくる怖い話は他のマンガでもいくつか読んだことがありますが、山岸凉子は別格です。「鬼来迎」の津波の場面は一度見たら忘れられません。重く嫌な話が続き、最後の「白眼子」はとても良い話でホッとさせられます。金盞花(きんせんか)はちぎると苦いような匂いがするって初めて知りました。シロさんも、どんくさい光子も、キツい加代も憎めなくて好きです。

2013/11/20

つむ丸

表題作は純粋に怖いホラー。もう、家にある市松人形を見られませんー。 白眼子は、怖い中にも温かい物語。ラストの心の交歓にあたたかさを感じて、この本の最後の最後、ほっとさせられる。

2017/11/25

ぐうぐう

恐怖作品を収録した『山岸涼子スペシャルセレクション』の第1巻。すべて、一度は読んだことのある作品ばかりだったけど、そこに描かれている恐怖はまるで色褪せていない。尋常じゃない怖さだ。これらの作品を読んでいると、世界を席巻したジャパニーズホラーの恐怖演出は、山岸涼子の恐怖漫画をお手本にしているのではないだろうかとすら思えてくる。

2010/02/04

直人

『わたしの人形は良い人形』『鬼来迎』『ハーピー』『グール』『白眼子』収録。 表題作は心霊系。 山岸先生というとサイコホラーが印象的だが,SFっぽい話や心霊系も強烈。 まあどれも強烈ではあるんだがw。 『死霊館』のアナベル,稲川淳二の『生き人形』,そしてこの『わたしの人形は良い人形』の人形も怖い。 造形が,わたしが子どもの頃の心霊番組では必ずといっていいほど採りあげられた「髪の伸びる『お菊人形』」と似ているせいもあるんだと思う。 自分の家に日本人形を置きたくなくなる一冊。

2018/10/01

pepin

表題作「わたしの人形は良い人形」市松人形さん。正統派の怖さ。最終コマが効いてる。「ハーピー」異常心理もの。「グール」わずか16ページ、登場人物は2人、にも関わらずラストが鮮やか!「白眼子」異能の人の生き様にしみじみとした読後感。

2019/09/20

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